2010年3月8日月曜日
数学的にありえない by アダム・ファウアー
癲癇発作で統計学講師の職を失い、ギャンブル依存症のため破産しかけているケインが主人公。
彼の癲癇発作には大きな秘密(未来を予知する能力)が隠されている。
その能力ゆえ、科学技術研究所所長ファーサイスと科学者トヴァスキーに狙われる。
ここにCIA工作員であり産業スパイであるヴァナーが加わり、逃亡と追跡が繰り広げられる。
キーワードは『ラプラスの魔』。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%82%AA%E9%AD%94
題名に惹かれ、本の帯『世界16カ国を興奮させた06年最大の電撃的サスペンス』という謳い文句に誘われて読み始めた本。
確立論、量子力学が随所に散りばめられていて、興味深かった。
話の展開はスピーディかつスリリング。
まるでハリウッド映画のよう。
ただ話の展開が速い分、細やかな描写、心情は足りない。
そこがイマイチかな。
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