ある日、道端に落ちていた彼(イツキ)。
「お嬢さん、
よかったら俺を拾ってくれませんか?
咬みません。
躾のできた、よい子です。」
の言葉で、さやかとイツキの同居生活が始まる。
さやかが知っているのは『イツキ』という名前だけ。
さやかはそれで充分だった。
でも、そんな生活がいつまでも続くはずもなく…。
イツキは野草オタク、さかやは野草オンチ。
イツキはさやかに野草の名前、その料理方法を伝えていく。
『雑草という名の草はない。
すべての草には名前があります。
by 昭和天皇』
『別れる男に花の名を一つは教えていきなさい。
花は毎年必ず咲きます。
by 川端康成』
本の中に登場するフレーズ。
印象的だった。
途中、野草と料理の話で冗長感があるものの、後半1/3はウルウル涙もの。
ほのぼの、ホロッとする甘~いラブストーリー。
有川浩は恋愛小説の名手です。
2010年2月17日水曜日
植物図鑑 by 有川浩
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